カラー後に“過酸化水素”と“アルカリ”を除去すると、髪はもっときれいになる

こんにちは、Kokiです。
今日はカラーをしたあとに必ず行っている**「過酸化水素」と「アルカリ」の除去についてお話しします。
少し専門的に聞こえるかもしれませんが、これは
色持ちや手触りを長く保つために欠かせない大切な工程**です。


目次

どうして残ってしまうの?

カラー剤の中には、髪の色を変えるための薬剤がいくつか入っています。
その中の代表が過酸化水素アルカリです。

  • 過酸化水素:髪の色素を変化させる“酸化剤”
  • アルカリ:髪の表面(キューティクル)を開いて薬剤を中に入れる役割

どちらもカラーには必要ですが、実は施術後も髪や頭皮に残りやすいんです。
この残留があると、知らない間に髪のダメージや色落ちが進んでしまいます。


除去するとこんなメリットがあります

1. ダメージの進行をストップ

残った過酸化水素は時間が経っても反応を続け、髪のタンパク質を酸化させてしまいます。
これがパサつきや切れ毛の原因に。
除去することで、ダメージをそれ以上進ませないことができます。


2. 色持ちが良くなる

アルカリが残っているとキューティクルが開きっぱなしになり、染料が流れやすくなります。
除去してpH(髪の状態)を整えることで、染料がしっかり定着し、褪色を抑えられます


3. 手触りと艶が続く

キューティクルが閉じると表面が滑らかになり、光がきれいに反射します。
これが艶のある髪の正体。
柔らかい手触りも長くキープできます。


4. 次回施術の仕上がりが安定

残留物があると、次のカラーやパーマの反応が不安定になり、思った通りの色や質感にならないことがあります。
しっかりリセットしておくことで、次回の仕上がりも安定しやすくなります


5. 頭皮や匂いのトラブル予防

薬剤が残ると、頭皮のかゆみ・乾燥・刺激の原因になることも。
除去することで地肌環境を守り、薬剤の匂いも軽減できます。


除去やケアに使う成分たち

このアフターケアには、目的ごとに選び抜いた成分を使います。
それぞれが持つ役割を知っていただくと、「なぜ仕上がりが違うのか」がわかります。


過酸化水素除去&アルカリ中和

  • ヘマチン
    髪の内部で残った過酸化水素を分解・除去し、酸化ダメージを抑えます。さらに髪の主成分「ケラチン」と結合し、ハリやコシを与える効果も。
  • カタラーゼ
    酵素の力で過酸化水素を水と酸素に分解。化学反応を素早く止め、ダメージの進行を防ぎます。
  • 酢酸ナトリウム
    アルカリに傾いた髪のpHを素早く整えます。これによってキューティクルが閉じ、艶と色持ちが向上します。

髪の保湿・補修

  • ペリセア
    髪の内部にすばやく浸透し、わずか1分でダメージ部分を補修。持続性の高い保湿効果も。
  • リピジュア
    人工的につくられた保湿成分で、ヒアルロン酸の約2倍の保水力。髪と頭皮を乾燥から守ります。

頭皮と髪の環境を整える

  • 甘草エキス(グリチルリチン酸2K)
    頭皮の炎症やかゆみを抑える効果があります。施術後の敏感な地肌をやさしくケアします。
  • カキタンニン
    高い消臭効果と抗菌作用を持つ成分。薬剤特有の匂いを和らげ、頭皮環境を清潔に保ちます。

実は仕上がりの差はここで出ます

カラーの直後はきれいに見えても、1週間後から差が出てくるのがこの工程の有無です。
色持ち・手触り・艶、どれもカラー後のアフターケア次第で長く楽しめます


まとめ

過酸化水素とアルカリの除去は、

  • 髪を守る
  • 色を守る
  • 艶と手触りを守る
  • 地肌を守る
    全部につながる、大切なアフターケアです。

「カラーを長くきれいに楽しみたい」「ダメージを少しでも減らしたい」という方は、ぜひこの工程を体験してみてください。
きっと“違い”を実感していただけるはずです。

\ LINEで簡単、相談&ご予約 /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次